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スキルアップスクールU15チャレンジ企画を終えて



前書き

クラブ代表の谷村です。今回は7月の火曜日、U15年代の活動フレームを使ったスクール活動について考えていた事や活動の進捗についてご報告をしたく、記事を書かせて頂きました。

ミニバスの代表という顔を持ちながらU12年代の指導に疑問を抱いていました。

U18年代の指導をメインに行なっているここ2年くらいの間にU12年代へ向ける眼差しは大きく変化しています。

コーチングフィロソフィー(哲学)の部分、コーチングの根本にあるものは変わらないのですが、指導するバスケットボールの内容は年々変化しています。スポーツ科学の進歩や最先端な情報など多年代から得る刺激が多いからです。

今回の記事では、あえて親御さんにもそういったバスケットボールの最先端に触れて頂いて、日々のサポートに還元して頂きたいと考えたからです。

スキルコーチングは時代の最先端をゆく

ペンギンズが行なっているスキルコーチングというのは、個人技にフォーカスした内容のドリルやトレーニングを積む枠組みになりますが、個人技を切り取って練習をするようになったのは、日本では最近のことです。

そして最新のスキルが分解をされて世の中に発信されるのもかなり早くなりました。SNSの発達が実現しています。

大切なことはチーム練習時間に加えて、あえて個人スキルを習いにいく時代がもうすでにきているということです。それほどに今のバスケットボールの個人技のレベルが高いです。昔のようにファンダメンタルが出来ればいいとされる時代はとうに過ぎ去っているのです。

ここで勘違いしがちなのが、上手い人が更に練習する場所がスキルスクールであるという認識です。そんなことはありません。バスケをはじめたばかりの選手でもスキルスクールに入るべきなのです。

下記のような選手はスキルスクールに通うべきです。

・家庭で専門的なバスケ指導ができない人
・バスケがより上手くなりたいと考えている人

上記のような環境の人は積極的にスクールという環境を探してみても良いかと思います。

アプローチ

スキル指導といっても実態がどういうものか分からない人は多いと思います。スキルといっても根本にあるものはファンダメンタル(基礎)になります。

バスケットボールを上達させるまでには段階があります。

①初心者から経験年数1年から2年くらいのキャリアで獲得したいレベルは、バスケの基本動作に慣れ、走る止まる跳ぶが自由に出来ること、ボールがある状態で出来ることが目安になります。(始める年齢にもよります)

②経験年数3年以上はだいたいの動作を一通り習得して、ストレスを感じる状態(激しいDFがいる状態など)でもプレーができることや状況に応じたプレーを選択できるレベルまで、一般的に上手いと言われるレベルとカテゴライズできるでしょう。

スキルスクールというと②の状態の選手のみが参加しているイメージを想像しますが、そんなことはありません。

逆に①→②のレベルまで上がるためには基礎技術の獲得が必要不可欠です。

このステップは重要なのにも関わらず非常に苦労の多いステップです。飽きずに地味な練習をただひたすらに取り組む必要があります。一昔前では、圧倒的な練習量を確保する長時間練習や自主練習に委ねていた部分であり、昨今のスポーツシーンで取り組むのは難しい部分になります。

だからこそ、①の選手こそスキルスクールに参加すべきなのです。

クラブでの工夫

今回の本題とも言える活動のご報告ですが、今回はスキルスクールのU12部門の特にレベルの高い選手をU15クラブチームの選手と合同でスキルトレーニングに取り組むというものでしたが、非常に良い時間となりました。

7月の火曜日の1時間半の活動を全部で4回行いましたが、選手には確実な成長が見られました。初回は戸惑いや遠慮、もちろんスキル不足が顕著に見られました。ただ、アンダーカテゴリーとして上位カテゴリーの練習内容、練習に参加することでより多くの刺激を受けているように思います。プレーの強度からリズムまで新しい環境で感じたことが多いはずです。

たった4回の活動でここまで伸びるとは正直に思っておりませんでした。

スキルスクールでとにかく大切なことは、参加する選手に求められる練習はそれぞれに違います。レベルや負荷の設定も違います。

また、スキルコーチは選手の出来ることにフォーカスするのではなく、出来ないことへの処方箋を提示するのが仕事でもあります。

しかし、もっと大切なことは今回の工夫のように、いかに次のレベルを身近に見せてあげられるかどうかのように感じます。

小学6年生は特にチームを背負うようになります。すると、多くをチャレンジできる環境というよりは「見本」であったり周りを見る時間も伸びてしまうように感じます。

こういった場合でも多様な環境に身を置くことで充実した練習

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