【育成年代】部活動とクラブの在り方について
こんにちは。クラブ総代表の谷村です。
クラブでは次年度のU15ジュニアユース設立に奮闘しています。
多くの選手、保護者の皆様とお話をさせて頂く中で、バスケットボール界の将来を見据えながらクラブの在り方も考えております。
私やクラブの考えも少し明確にするために記事を書かせて頂きます。
1、部活動と私のあゆみ
私は法人の設立やクラブの設立以前から部活動と関わりを持っていました。
2015年から中学校で外部コーチを務めています。
そこから現在は高校の方で部活動指導をしています。
部活動の理念でもある、「教育活動」的側面は育成年代選手にとっても非常の重要であると心得ていますし、クラブでの指導と部活動での指導は本質は一緒ですが、異なることもよく分かっています。
当然ながら、私も部活動で活動してきたキャリアを持ちます。
幸運なことにグレートコーチにどのカテゴリーでも出会うことができたので、今があると確信しています。
2、バスケットボール界の変化
JBAの改革より、クラブチームという新たなカテゴリーが誕生しています。
選手は変わらずにJBAに対してチーム登録を行いますが、移行期間などの制度はさておき、
1選手1チームの登録は変わりません。
なので、クラブチームに所属するか、部活動に所属するかの選択を迫られることになります。
3、保護者が行うこと
その選択に対して選手以上に保護者が考えなければいけないことがあります。
U12、U15年代の活動の意義や理念をまずは知ることです。
1番大切なことは選手が「立派な人格を持ち、健やかに育つこと」だと私は考えます。
そのために「好きなこと」を通じて様々なことを学ぶのです。
これは部活動でも変わりません。
コーチが何を伝えたいのかをしっかりと知ることが大切です。
次にバスケットボールです。
ここは家庭の考えがあって良いと思います。選手の能力や正確に応じて環境を選んでいくステージです。
当然ですが、U12、U15は育成機関ですのでそのさきの選手を見据えて判断をすればいいと思います。
「知る」ことから「選択」をしっかりと行なって欲しいと思います。
4、選手がすること
選手にも環境を選択する権利が生まれますが、その権利に対して義務が発生することも押さえておかなければいけません。
やりたいことだけをやるのではなく、やりたいことをやるために何をしなければいけないかをきちんと理解します。
また、その環境で自分を最大限に伸ばしていく努力をしなければいけません。
部活動で何を学ばなければいけないか、クラブチームで何を学びたいのか、本質を見失ってはいけません。
5、クラブチームが行うこと
まず大切なことは、部活動と共存することです。
部活動があるからクラブがある、ということを忘れてはいけません。
子どもの教育は、学校が主であるべきです。
クラブのスタンスは「部活動支援」で間違いはなく、部活動の選手が多様な環境で活躍することを目指し、活動していくべきです。
ただし、部活動に不安や問題を抱える選手にとってはそうではなく、自己実現の環境として身を置くのも確かな選択です。
専門的な指導を受けることができなかったり、経営方針により満足に活動できていない選手にとっては、外の環境というものがフィットします。
我々がスクールとジュニアユースチームの両方を大切にしたいのはこういった経緯があるからです。
子どもを取り巻く環境というのは複雑であったり、大人の事情があったり、難しいです。
その中でクラブチームという選択肢があることを忘れないでください。
まだまだバスケの「クラブチーム」なんて聞きなれないですし、胡散臭いですよね。
でも、クラブは着実に豊かに成長した選手を排出しています。
自信を持って選手をお迎えします。